憎しみは愛の横顔を知っ得!

一年前、エリーザはサルバトーレを愛し、彼の子を身ごもった。
だが、サルバトーレは自分の子だと信じようとしなかった。
口論のあげくエリーザは小さな命を失い、憎しみをいだいたまま、彼のもとを去った。
いまは宝石店で働くエリーザを、ある日サルバトーレが訪ねてくる。
エリーザはさる王家の戴冠用宝玉を扱う立場にあり、その身を案じた彼女の父親の依頼で護衛しに来たのだという。
エリーザにとってはつらすぎる再会だった。
不本意ながらアパートメントまで同行を許したエリーザに、サルバトーレはさらなる要求を突きつけてきた。
フリーカメラマンのタリーは、子供の写真集を出版するため世界各地を放浪していた。
ところが、アフリカ北部の小さな町で写真を撮っているとき、突然出現した、馬に乗った一団に、砂漠の野営地へとさらわれてしまう。
一団のボスらしき男は貴族的な顔立ちをしていて、身にまとっているローブも高級そうだ。
どうやらタリーをスパイか何かと勘違いしているらしい。
必死に説明しても埒が明かず、タリーは焦った。
するとタリーが独身だと知った男は、平然と言った。
きみに夫を見つけてやるから、ここで一生暮らすんだ、と。
イタリアの高級別荘地に住む祖母のもとを訪れたナタリーは、到着早々、隣家の男性にじっと見つめられていることに気づいた。
祖母によれば、彼は地元では忌み嫌われた一族の出身だという。
だが何度かその男性、デメトリオと言葉を交わすうちに、ナタリーは彼に強く惹かれていく自分に気づいた。
祖母がなんと言おうと、彼は絶対に悪い人間じゃない。
直感を信じ、ナタリーは何かとデメトリオにかかわろうとするが、当のデメトリオは金持ち娘の気まぐれだと彼女を相手にしない。
たび重なる拒絶のすえ希望を失いかけていたとき、彼女は突然、デメトリオから激しいキスを受けた。
マデリンはロンドンの上流階級向け診療所で理学療法士をしている。
夫の死後、ひたすら仕事に明け暮れる毎日を送る彼女のところにレイフ・ロンバードという長身でハンサムな男性患者がやってきた。
レーシングカーの事故で痛めた筋肉を診てほしいという。
診察が終わると、彼はきいた。
「今度お会いできるのはいつかな?」レイフに強く惹かれただけに、逆に彼の親密さに怖じ気づき、マデリンはわざと自分が非番の日を次の予約として彼に告げた。
だが思惑どおりにはいかなかった。
レイフは仕事を終えた彼女を待ち伏せしていて、マデリンはあっという間に彼との恋の深みにはまってしまう……。
ニューヨークのアパートメントに引っ越してきた日の夜、アビーはふと窓の外を見て凍りついた。
窓棚のところに見えるのは……人間の指? 待って、ここは十八階よ。
そんなことありえないわ。
だが、たしかに男が窓棚にぶらさがっていた。
大変だわ、落ちてしまう! とっさにアビーは手を貸そうとしたが、その男は自力で体を引きあげ、窓からするりと寝室に入ってきた。
長身でたくましいタキシード姿の魅力的な男性だ。
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